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Sep 24,2026

採用サイト制作の依頼先。3つの選択肢と向き不向き

採用サイト制作の依頼先は、Web制作会社・採用支援会社・個人の3つに分かれます。実際の発注データでは中央値101.1万円。本記事では、3つの向き不向きと、依頼先選びでいちばん差が出ているところを解説します。

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採用サイト制作の依頼先とは、大きくWeb制作会社・採用支援会社・個人の3つで、違いが出るのは見た目よりも、作る前の設計と公開後の運用です。

「どこに頼めばいいですか」というご質問をいただくことがあります。金額だけを並べると、どこも似たような幅で出てきます。

本記事では、新しく作る場合の依頼先について、3つの違いと向き不向き、選び方でいちばん差が出ているところを解説します。見積書の内訳や金額の妥当性の判断は、ここでは扱いません。

依頼先は、大きく3つに分かれる

得意なところ弱いところ
Web制作会社設計・デザイン・実装選考や媒体の運用
採用支援会社母集団形成、媒体との併用サイトの作り込み
個人・フリーランス費用と小回り継続と体制

同じ「採用サイトを作る会社」でも、得意な工程が違います。

「制作会社」と一括りにされやすいところですが、会社ごとに入る範囲が違います。問い合わせの段階で、どこからどこまでを見てもらえるかを確認しておくと早いです。

費用の目安と、そこで作れる分量

Web幹事が自社経由で発注された新規の採用サイト制作案件22件を集計した結果(2022年1月〜2023年12月)では、次のようになっています。

費用帯割合
〜50万円23%
51〜100万円27%
101〜150万円36%
151〜200万円5%
201万円〜9%

平均は104.4万円、中央値は101.1万円でした。

出典:Web幹事「採用サイト制作の平均費用相場(2024年版)」(2024年)

この調査には、ページ数も取材の有無も書かれていません。22件という件数も含め、金額の分布を見るための資料として捉えていただくのがよいと思います。

100万円で、どれくらいの分量になるか

同じくWeb幹事が約5,000社の相場から算出している目安(2026年3月時点)では、規模ごとにこうなっています。

規模費用の目安
名刺代わり10万円以下
小規模(10ページ前後)30〜80万円
中規模(30ページまで)80〜150万円
集客・戦略型100〜400万円

出典:Web幹事「ホームページ作成費用の相場」(2026年3月更新)

100万円前後は、中規模の帯の入り口にあたります。

同じ100万円でも、中身は同じになりません

ここは誤解されやすいところなので、はっきり書いておきます。

100万円あれば、どんな採用サイトでも作れるわけではありません。同じ金額でも、次のどれを取るかで中身が変わります。

何に使うか増えると、どうなるか
ページ数1ページあたりにかけられる時間が減る
取材・撮影ここがいちばん金額を動かす
デザインの作り込み参考サイトに寄せるほど、工数が増える
公開後の運用制作費とは別に、月額で必要になる

取材と撮影を入れると、50万円以下の帯には収まりにくくなります。社員インタビューを複数本入れる場合や、職種ごとにページを分ける場合は、100万円でもページ数を絞る形になります。

「相場が100万円だから、100万円で理想のサイトが作れる」ではありません。金額を先に決める場合は、何を諦めるかもセットで決める必要があります。

実感としては、相場表の1.5〜2倍を見ておくと近いです

ここからは弊社の実感で、出典のある数字ではありません。

上の相場表は、いちばん軽い構成を前提にした金額だと捉えております。実際の案件では、次の4つの方向に要件が足されていきます。

何が増えるか
分量ページ数、職種ごとのページ、記事型ページの本数
素材取材・撮影、原稿作成、既存コンテンツの移管
作り込みデザインの検討回数、動きの表現、言語化からの設計
仕組みCMSをどこまで入れるか、応募フォーム、既存システムとの連携

どれが効くかは案件ごとに違います。組み合わせで決まるので、一律の計算式にはなりません。同じページ数でも、CMSの範囲が変わるだけで金額は動きます。

それでも、必要なものを一通り入れていくと、上の相場表の1.5〜2倍あたりに落ち着くことが多いというのが弊社の実感です。

相場表の金額が安いという話ではありません。含んでいる範囲が違います。原稿と写真をご用意いただき、ページ数を絞る場合は、表の金額に収まることもあります。

3つの向き不向き

1. Web制作会社が向いているとき

採用サイトを、他の媒体と切り離して作りたいときに向いています。

言語化から入れるかどうかは、会社によって差があります。ここは実績を見るより、最初の打ち合わせで「何から決めますか」と聞いたほうが分かります。

2. 採用支援会社が向いているとき

媒体やスカウトと合わせて動かしたいときに向いています。

サイト単体ではなく、応募が入ってから選考までを一続きで見てもらえるのが強みです。

一方で、サイトの作り込みは外部の制作会社に再委託されることがあります。誰が作るのかを聞いておくと、認識がずれにくくなります。

3. 個人・フリーランスが向いているとき

作るものと分量が、すでに決まっているときに向いています。

費用を抑えられ、やりとりも早く進みます。ただし、公開後に連絡が取りづらくなると、更新が止まります。

株式会社ゴマシオカンパニーが2026年4月に、新卒採用を経験した既卒者と就職活動中の学生500名へ行った調査では、採用サイトを複数回訪問した学生が75%以上いました。

出典:株式会社ゴマシオカンパニー「新卒採用サイトに関する調査」(2026年4月)

何度も見に来られるということは、更新が止まっていることにも気づかれます。公開後に誰が触るかは、依頼先を決める前に考えておきたいところです。

公開後に止まる理由は採用サイトの失敗は、公開後に起きているに書いております。

金額を比べる前に、そろえておくこと

複数の会社から見積もりを取ると、金額が2倍、3倍と開くことがあります。

多くの場合、各社が悪いわけではありません。前提がそろっていないまま出しているためです。

見積もりを依頼する前に、次の3つだけ決めておくと比べられるようになります。

決めておくこと
分量ページ数(職種ごとに分けるかどうかを含む)
素材取材と撮影を頼むか、自社で用意するか
公開後誰が更新するか。運用を頼むかどうか

この3つが決まっていないと、各社が違う前提で見積もります。安く見える会社が、実は取材を含んでいなかった、ということが起こります。

弊社でも、最初のご相談でこの3つを伺うことが多いです。ここが決まると、金額の違いが「何を含んでいるかの違い」として見えてきます。

まとめ

3つの違いを整理すると、次のようになります。

向いているとき
Web制作会社言葉とデザインを、作る前から決め直したい
採用支援会社媒体や選考と、一続きで動かしたい
個人・フリーランス作るものと分量が、もう決まっている

金額だけで並べると、違いが見えません。どの工程を任せたいかで分かれます。

弊社はWeb制作会社に入りますが、株式会社Mesign様のホームページのように、複数の事業を1つの軸でどう見せるかから一緒に決める形でご一緒することが多いです。求人媒体の運用代行や選考プロセスの設計は行っていないため、そこが主な課題の場合は採用支援会社様との併走をご提案しております。規模に合う作り方は中小企業の採用サイトが、大手の真似をすると失敗する理由、誰に向けて書くかの決め方は採用ペルソナが機能しない理由と、代わりに決めるべきこともあわせてご覧ください。

よくいただくご質問

Q. 採用サイトの制作期間は、どれくらいかかりますか。

A. 取材と撮影を入れる場合、3か月前後を見ていただくことが多いです。テンプレートを使い、原稿と写真をご用意いただける場合は、1か月ほどで公開できることもあります。いちばん時間がかかるのは制作ではなく、社内で内容を決めていただく期間です。

Q. コーポレートサイトを作った会社に、そのまま頼んでよいでしょうか。

A. 相性がよければ問題ありません。ただ、採用サイトは「誰に向けて何を言うか」を決めるところから始まるため、必要な工程が変わります。前回と同じ進め方になりそうかどうかは、最初に確認されることをおすすめしております。

Q. 予算が50万円以下でも作れますか。

A. 内容によっては可能です。実際の発注データでも23%がこの帯にあります。ただし取材・撮影・原稿作成を入れると収まりにくくなるため、写真と文章をご自身で用意できるかが分かれ目になりやすいです。そこが難しい場合は、ページ数を減らして費用を確保する進め方もあります。


本記事のように「採用サイトをどこに頼めばよいか決まらない」「見積もりを並べたが、違いが分からない」とお考えの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。

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