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Sep 15,2026

採用サイトの失敗は、公開後に起きている。更新が止まるサイトの共通点

採用サイトの失敗の多くは、作りではなく公開後に更新が止まることで起きています。求職者の22.6%が情報の更新不足を理由に企業を候補から外しています。本記事では、更新されなくなるサイトに共通する3つのことと、公開前に決めておくことを解説します。

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採用サイトの失敗とは、公開時点の出来ではなく、公開後に更新が止まり、書いてある内容と社内の実態がずれていく状態のことです。

採用サイトは、公開した日がいちばん注目される日になりやすいものです。社内で確認が回り、関係者が目を通し、経営の方からも感想が届きます。

ただ、求職者がそのページを見るのは、その半年後や1年後です。

なお本記事で扱うのは、公開後の運用で起きる失敗です。構成やデザインなど制作時点の設計については、ここでは扱いません。

本記事では、更新が止まると何が起きるのかを整理したうえで、止まってしまうサイトに共通することと、公開前に決めておくことを3つに分けて解説します。

更新が止まった時点から、採用サイトは効かなくなる

4人に1人が、更新されていないことを理由に候補から外している

株式会社ファングリーが2026年1月に、2025年1月以降に就職・転職活動を行った求職者412名へ行った調査では、22.6%が「採用広報の停滞(情報の更新不足)」を理由に、検討先から企業を外したと回答しています。

出典:株式会社ファングリー「【2026年版】採用広報に関する意識調査」(2026年)

約4人に1人です。書いてある内容を読んで判断された結果ではなく、更新日を見た時点で外されています。

「まだ手が回っていない」とは読まれない

同じ調査では、更新が止まっている状態から受け取られる印象として、次が挙がっています。

受け取られる印象割合
採用に消極的である41.5%
実態を隠しているのではないか24.3%

社内から見れば、更新が止まっている理由は「担当者が忙しい」だけのことが多いと思います。

ただし、外から見るとその事情は分かりません。同じ状態が、採用に力を入れていない会社にも、見せたくないことがある会社にも見えます。

情報が足りないとき、求職者は社外の情報に移る

更新が止まって困るのは、見られなくなることではありません。足りない部分を、別の場所で埋められることです。

先ほどの調査では、公式サイトや採用サイトで実態がつかめない場合、72.8%が SNS やクチコミサイトで検索すると回答しています。

また、企業が出している情報だけでは実態が分からないという理由で、応募や内定承諾を見送った経験のある求職者は46.1%でした。

株式会社ONEが2021年6月に求職者540名へ行った調査でも、84.8%が企業のホームページで情報収集や企業研究を行っているという結果が出ています。

出典:株式会社ONE「企業の『採用サイト』に関する意識調査」(2021年)

見に来る人は減りません。更新が止まっているサイトは、見られたうえで、別の情報に置き換えられます。

自社で用意した言葉より、クチコミサイトの書き込みのほうが判断材料になる状態は、採用サイトを作った目的からいちばん遠いところにあります。

更新されなくなる採用サイトに共通する3つのこと

弊社がご一緒した範囲で、止まってしまうサイトにはいくつか共通することがありました。

3つに共通しているのは、どれも公開後の話であるのに、決めるタイミングが公開前にしかないことです。

公開したあとは、制作のプロジェクトが解散しています。決める場も、決める人も無くなった状態で、更新だけが残ります。

止めないために、公開前に決めておく3つのこと

1. 公開後にページを触る人を、1人だけ決める

複数人で分担する形にすると、止まりやすくなります。誰の仕事でもない状態になるためです。

人数を増やすより、1人に決めて、その方の負荷が上がりすぎない分量に減らすほうが続きます。

決めるのは公開後ではなく、制作の途中です。公開してからでは、決める場がありません。

2. 更新の材料が集まる場所を、1つ用意しておく

止まる理由のほとんどは、書くことがないからではなく、材料が手元にないからです。

社員の方が撮った現場の写真、入社した方が最初に驚いたこと、社内で使われている言葉。こうしたものは、その都度お願いすると集まりません。

集めることと、載せることを同じ人がやると、両方止まります。

3. 更新の単位を「ページ」ではなく「1項目」にする

1ページ分をまとめて用意しようとすると、着手されないまま時間が経ちます。

軽いほうを、続ける単位にします。求職者から見て古く見えるのは、記事の本数ではなく、書いてある内容と実態がずれていることのほうです。

なお、更新の運用そのものを代行する業務は弊社の範囲外です。続けられる分量に設計することと、更新しやすい形を作るところまでが弊社の担当になります。

まとめ

更新が止まる採用サイトと、続く採用サイトの違いを整理すると次のようになります。

止まるサイト続くサイト
公開後の担当決まっていない1人に決まっている
更新の材料その都度集める集まる場所がある
更新の単位ページ単位1項目単位

どれも、公開前に決められることです。公開してから決めようとすると、決める場が残っていません。

弊社では、一般社団法人 国際ビジネス連結機構様のサイトのように、伝わらなくなっていたサイトを整理し直す形でご一緒することがあります。分量の決め方は中小企業の採用サイトが、大手の真似をすると失敗する理由、社内で進まないときの見方は採用ブランディングが失敗するとき、社内で何が起きているか、閲覧環境の確認については「採用サイトはスマホでも見られている」という前提を、一度確認したほうがいい理由もあわせてご覧ください。

よくいただくご質問

Q. 採用サイトはどのくらいの頻度で更新すればよいですか。

A. 頻度より、続けられる分量かどうかで決めることをおすすめしています。月1回でも止まらずに続いていれば、更新日は古くなりません。逆に、週1回を目標にして3か月で止まると、止まった時点の日付が残り続けます。

Q. 更新が何年も止まっている採用サイトは、作り直すべきでしょうか。

A. 作り直す前に、止まった理由を先に確かめたほうがよいと考えております。担当や材料の問題が残ったままだと、新しく作っても同じところで止まります。理由がはっきりしていれば、既存のサイトの一部を直すだけで済むこともあります。

Q. 更新が止まっていることは、求職者に本当に分かるものですか。

A. 分かることが多いです。お知らせの最終更新日、募集職種、社員インタビューに写っている方の在籍状況などから見えます。株式会社ファングリーの調査(2026年)では、22.6%が更新不足を理由に検討先から企業を外したという結果が出ています。


本記事のように「採用サイトを作ったあと、更新が止まってしまった」「更新を続ける体制をどう作ればよいか分からない」とお考えの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。

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