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Sep 28,2026

採用サイトの役割とは。応募の受け皿で終わらせないために

採用サイトは一般に「応募の受け皿」と説明されます。ただ、応募前に下調べをする求職者は57%。本記事では、弊社が考える採用サイトの役割と、必ず置いている3つのことを解説します。

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採用サイトとは、求人媒体に載せきれない実態を置いて、応募する前に相手が自分で判断できるようにする場所です。

本記事では、一般的な説明と弊社の考えの違いを整理したうえで、弊社が採用サイトに必ず置いている3つのことを解説します。

一般的には「応募の受け皿」と説明されます

求人媒体やエージェント経由で興味を持った人が、最後に見に来る場所。そこで応募ボタンを押してもらう。この説明自体は間違っていません。

実際、弊社にご相談いただくときも「応募を増やしたい」という入り口がほとんどです。

ただ、この捉え方だけで作ると、求人媒体に載せた内容をきれいに並べ直したサイトになりやすいと感じております。それだと、媒体を見た人がもう一度同じ情報を読むだけになります。

実際には、応募する前に外で判断されています

株式会社OTOGIが2025年12月に、20代から40代で転職活動をした方・検討中の方500名へ行った調査では、次の結果が出ています。

割合
応募する前に下調べをする57%
求人票だけで判断する約33%

出典:株式会社OTOGI「中途採用における求職者の情報収集行動レポート(2026年版)」(2026年)

求人票だけで決める人は3人に1人です。残りは、どこかを見に行っています。

株式会社ONEが2021年6月に求職者540名へ行った調査でも、84.8%が企業のホームページで情報収集や企業研究を行っているという結果が出ています。

出典:株式会社ONE「企業の『採用サイト』に関する意識調査」(2021年)

同じ調査で、もう1つ分かったことがあります

OTOGIの調査では、選考中に企業から面接以外での情報提供を受けた経験がある方が53.4%、そのうち約90%が志望度が上がったと感じたと答えています。

情報を出すこと自体が、志望度を動かしています。選考で口頭で伝えている内容を、先にサイトに置いておけば、同じことが応募前に起きます。

弊社は「選ばれるための場所」だとは考えていません

ここが一般的な説明といちばん違うところです。

目的そのものは同じで、応募していただくことです。応募が増えないと意味がないのも、そのとおりだと考えております。

弊社が役割だと考えているのは、その一段手前です。

読んだ人が、ここで働くイメージを持てているか。自分に合っていそうだと感じられているか。そのうえで押される応募ボタンかどうか、という話です。

同じ1件の応募でも、中身が変わります。面接で聞かれることも、入ったあとに起きることも変わってきます。

応募の数を増やす場所というより、応募の質を上げる場所だと捉えています。

そう考える理由は、求職者が見ている項目にあります。マイナビが2025年10月から2026年3月に、2027年卒の大学生37,160名へ行った調査では、企業選択のポイントとして次が挙がっています。

企業を選ぶとき割合
安定している会社55.4%(8年連続で1位)
給料の良い会社26.6%
自分のやりたい仕事ができる会社25.5%

行きたくない会社としては、「ノルマのきつそうな会社」が39.2%、「転勤の多い会社」が33.3%でした。

出典:マイナビ「2027年卒大学生就職意識調査」(2026年)

上の4つは、どれも求人票の項目では判断できません。

安定しているかどうか。ノルマがどの程度か。転勤が実際にどれくらいあるか。数字や条件ではなく、実態を見ないと分からないことばかりです。

だから応募前に外を見に行かれます。採用サイトは、そこで見つけてもらう場所だと捉えています。

中小企業には、いま追い風があります

同じマイナビの調査では、大手企業志向が50.9%で2年連続の減少、「中堅・中小企業がよい」が44.0%で2年連続の増加でした。

知名度で選ぶ人が減っています。そのぶん、判断材料を出せるかどうかで差がつきます。

規模による作り方の違いは中小企業の採用サイトが、大手の真似をすると失敗する理由に書いております。

弊社が採用サイトに必ず置く3つのこと

1. 条件ではなく、実態が分かる事実

「風通しがよい」「若手が活躍」といった言葉は、どの会社でも書けます。書けてしまうものは、判断材料になりません。

弊社では、その会社でしか書けない事実に置き換えることをご提案しています。

主語が自社になっている文は、たいてい判断材料になっていません。読む人の側から書けているかで見ます。

2. 合わないと分かるための材料

良いところだけを並べると、合わない方も応募してこられます。

「ノルマのきつそうな会社」を避けたい人が39.2%いるのであれば、目標の決め方や評価のされ方を先に書いておいたほうが、お互いに早いという判断です。

書くと応募の数は減ることがあります。ただ、減る場所が選考の前に移るだけだと考えております。

3. 更新され続ける前提の作り

ここが求人媒体といちばん違うところです。

媒体は掲載期間が終われば消えます。採用サイトは残り続けるので、放っておくと、古い情報が会社の説明として残り続けます。

公開後に何が起きるかは採用サイトはなぜ失敗するのか。止まったサイトに共通する3つのことに整理しました。

まとめ

一般的な説明と、弊社の考えを並べると次のようになります。

一般的な説明弊社の場合
役割応募の受け皿判断してもらう場所
置くもの会社の魅力実態が分かる事実
目指すところ応募の数応募の質(自分ごとにしたうえでの応募)
良い状態応募が増える合う人が応募し、合わない人が降りる
作り終わり公開したとき更新が続いている状態

どちらが正しいという話ではありません。同じ応募でも、数を取りにいくか、中身を取りにいくかの違いです。数をすぐ増やしたい場合は、媒体のほうが早いこともあります。

弊社は、株式会社モリカトロン様のコーポレートサイトのように、採用の強化と、社内で更新を続けられる運用性を両方置いた形でご一緒することが多いです。どこに頼むかで迷われている場合は採用サイト制作の依頼先。3つの選択肢と向き不向きもあわせてご覧ください。

よくいただくご質問

Q. 求人媒体を使っていても、採用サイトは必要ですか。

A. 応募前に下調べをする方が57%いるため(OTOGI 2026年)、見に行く先があるかどうかで差が出ます。媒体だけの場合、見に行った先がクチコミサイトになることがあります。

Q. 採用サイトは何ページくらい必要ですか。

A. ページ数より、更新を続けられる分量かどうかで決めることをおすすめしております。少ないページ数で公開して、続いてから足していく順番のほうが現実的です。

Q. 応募が増えないのですが、採用サイトを作り直すべきでしょうか。

A. 作り直す前に、いまのサイトで何が判断できるかを見ていただくとよいと考えております。条件は書いてあるが実態が書かれていない場合、作り直しても同じ状態になりやすいです。


本記事のように「採用サイトを作ったが、媒体と同じ内容になっている」「何を載せればよいか決まらない」とお考えの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。

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