スタートアップの採用サイトに、最初から入れる3つ
2025年に資金調達をした国内スタートアップは2,700社あり、1社あたりの中央値は6,240万円まで下がりました。資金調達そのものは差になりません。本記事では、最初の採用サイトに何を入れて何を入れないかを、調査をもとに3つに絞って解説します。
/* ヘッダ */ ?>
就職活動でAIを使った学生は84.9%、生成AIが企業を知るきっかけになった人は約7割にのぼります。それでも、AIで調べたあとに公式サイトや採用ページで事実確認をする人が約9割いました。本記事では、AIで何が変わり、何が変わらないかを整理します。
AI時代の新卒採用ブランディングとは、AIが要約した自社の説明と、自社サイトに書いてあることを、ずらさないようにする取り組みです。
やることが増えたというより、ずれが見つかりやすくなったという変化です。
本記事では、新卒採用の候補者が生成AIで会社を調べるようになったことで、採用ブランディングの何が変わり、何が変わらないのかを整理します。中途採用と、AI面接やスクリーニングなど選考側でAIを使う話は、調査の対象が変わるためここでは扱いません。

ナイル株式会社様が就職活動中の学生419名に行った調査では、生成AIが企業を知るきっかけになったことが「よくある」21.0%、「ときどきある」49.8%で、合わせて約7割でした。
AIで調べている中身は、次の順です。
さらに、生成AIが出した「企業の要約」が第一印象にどの程度影響するかを聞くと、「参考程度」65.6%、「大きな影響がある」19.4%でした。
出典:ナイル株式会社「就職活動における生成AI活用実態調査│2026年3月調査」(2026年)
自社について最初に語るのが、自社ではなくなっています。強みも、競合との違いも、先にAIが要約した形で読まれています。
同じ調査で、生成AIで企業を調べたあとに公式サイトや採用ページで事実確認をするかを聞いています。
合わせて約9割です。
株式会社マイナビ様が2027年卒の学生1,258名に行った調査でも、就職活動でAIを利用した学生は84.9%にのぼる一方、AIの回答の扱いは「判断材料の一つとして考慮する」が68.7%で最多でした。「AIの提案をほぼそのまま判断・行動に利用する」は2.9%です。
出典:株式会社マイナビ「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月<就活生のAI利用について>」(2026年)
AIは入口を増やしましたが、決め手にはなっていません。最後に開かれるのは、これまでと同じく自社のページです。
2つの調査から見えるものを並べると、こうなります。
| AIが入ったあと | |
|---|---|
| 知られ方 | AIの要約が先に読まれる |
| 比べられ方 | 競合との違いを、AIが説明する |
| 決め方 | 変わらない。自社のページで確かめる |
| 効くもの | 変わらない。自社にしかない情報 |
変わったのは入口、変わっていないのは中身です。
弊社が考える採用ブランディングの定義そのものは、ここでも変えていません。詳しくは「INDIGが考える採用ブランディングとは。一般的な定義との違い」をご覧ください。

AIは、長い文章から言いたいことを汲み取るのが得意ではありません。ページの前のほうに、短い事実を置きます。
何をしている会社か、誰に向けたサービスか、何人の会社か。1文ずつ言い切って書くと、要約されたときに形が崩れにくくなります。
逆に、修飾の多い理念文だけが前にあると、AIはそこを拾って要約します。理念を消す必要はありませんが、事実より前に置かないほうが安全です。
事業内容や強みの要約は、AIがある程度まで書けます。書けないのは、社内にしかない具体です。
誰がどう判断したか、何を試してやめたか、入った人が最初の3か月で何をしたか。こうした話は、外部の情報からは組み立てられません。
何を置くかの考え方は、「スタートアップの採用サイトに、最初から入れる3つ」にまとめています。
弊社が株式会社ゼロシステムズ様のサイトを担当したときも、まず企業のメッセージを深掘りして言語化し、細分化するところから始めました。伝えたいことを言葉にしてからでないと、形にも落ちないためです。
AIの要約は、サイト・求人票・SNS・ニュース記事を横断して作られます。ばらばらだと、ばらばらのまま要約されます。
これまでも、揃っていないことは問題でした。ただ、以前は候補者が手で突き合わせない限り表に出ませんでした。いまは、1回聞けば並べて返ってきます。
社内で言葉が揃わない理由は、「採用ブランディングはなぜ失敗する?社内で起きている3つのこと」に書いています。

生成AIが企業を知るきっかけになった人は約7割、AIで調べたあとに公式サイトや採用ページで事実確認をする人は約9割でした。
AI時代に変えるのは3つです。
3つとも、AIのための作業ではありません。どれも以前から必要だったことで、AIが入ったことでやっていない場合に目立つようになったというだけです。
新卒採用のブランディングについて言えば、中身そのものは変わっていないと考えています。
Q. 採用サイトをAI向けに作り直す必要はありますか
A. 作り直す必要はないことがほとんどです。見直すとすれば、事実が前のほうに短く書かれているかという点だけです。AI向けの特別な書式や、専用のページを足す必要は、いまのところ確認できていません。
Q. AIが自社について間違ったことを言っている場合、どうすればいいですか
A. 自社サイト側の情報を正確で新しい状態にしておくのが基本になります。古い事業内容や、更新の止まったページが残っていると、そこが拾われることがあります。削除や修正を直接AI側に依頼する手段は、現状では限られています。
Q. 候補者がAIを使うようになって、採用サイトを見る人は減りませんか
A. 調査では減っていません。AIで企業を調べたあとに公式サイトや採用ページで事実確認をする人が約9割いました(ナイル株式会社、2026年3月調査)。入口が増えたぶん、確かめに来る人はむしろ増える可能性があります。
本記事のように「AIが出す自社の説明が気になる」「採用サイトをAI時代に合わせたほうがいいのか分からない」とお考えの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。
Have a look at some of our other news
その他のニュースもご覧ください
blog, Oct 21,2026
2025年に資金調達をした国内スタートアップは2,700社あり、1社あたりの中央値は6,240万円まで下がりました。資金調達そのものは差になりません。本記事では、最初の採用サイトに何を入れて何を入れないかを、調査をもとに3つに絞って解説します。
blog, Oct 20,2026
採用ページの作成を自社でやるか、制作会社に頼むかは、費用では決まりません。20代の87.0%が応募前に採用サイトを確認しており、足りないという回答が集まったのはデザインよりも中身でした。本記事では、分かれ目になる3つの基準を解説します。
blog, Oct 19,2026
採用ブランディングに取り組む企業は、大企業で57.5%、中堅企業では38.4%にとどまります。課題の1位は規模を問わず「リソースが足りない」でした。本記事では、限られた人数で効かせるために何を先に決めるか、順番を3つの手順で解説します。