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Oct 9,2026

採用サイトの効果測定は何を見るか。応募数以外の3つ

応募数だけを見ていると、増えた理由も減った理由も分かりません。中小企業107社のデータでは、応募フォームに入力を始めた人の約33%が、送信まで終えていませんでした。本記事では、応募数以外に見る3つの指標を解説します。

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採用サイトの効果測定とは、応募数だけを見るのをやめて、どこで人が離れているかを分けて見ることです。

応募が増えた月も減った月も、数だけでは理由が分かりません。理由が分からないと、サイトのどこを直せばいいかも決まりません。

本記事では、応募数以外に見る3つの指標と、測らないと決めているものを解説します。選考の進め方や面接の設計は、弊社の範囲外のため扱いません。

発注前に何を決めるかは「採用サイト制作で最初に決めること。デザインに入る前に」にまとめています。

応募数だけだと、増えても減っても理由が分かりません

採用の目標そのものが、そもそも届いていないという結果が出ています。

rayout株式会社が2026年に、従業員100名以上の企業で直近1年に採用活動を行った人事担当者350名へ行った調査では、採用目標を「達成できた」が32.6%でした。

出典:rayout株式会社「採用施策の実行状況に関する調査」(2026年)

同じ調査で、採用施策を「やりきれていない」と感じている方は82.3%。理由の1位は「企画はあるが人手不足で実行が追いつかない」で42.0%でした。

手が足りない状態で、応募数という1つの数字だけを見ていると、打ち手が「もっと広告を出す」に寄ります。それが効くこともありますが、原因が別のところにある場合は費用だけが増えます。

応募は、送信ボタンを押す前に終わっています

いちばん見落とされやすいのが、ここだと感じております。

株式会社Shakeが2026年に公表した、中小企業107社の実際の応募データでは、応募フォームに入力を始めた10,525件のうち、送信まで終わったのは7,003件でした。

約33%が、入力の途中でやめています。

出典:株式会社Shake「中小企業の採用、応募の33%は『フォーム』で消えていた」(2026年)

同じ分析では、フォームの入力を1件始めてもらうまでに、求人が表示された回数は約870回。平均の応募単価は2,254円でした。

離脱した3,522件を単価で換算すると、約794万円ぶんになります。

870回見せて、やっと1人がフォームを開いている。そのうち3人に1人が、書いている途中でやめている。ここは広告費を増やさなくても直せる場所です。

応募数以外に見る、3つの指標

弊社では、この3つをご提案することが多くなります。

1. フォームに入力を始めた人のうち、送信まで終えた割合

いちばん先に見ます。ここが低いと、他を直しても効きません。

数字はフォームのツールで取れます。取れない場合でも、自分で一度、スマホから最後まで入力してみると、だいたい原因が分かります。

入力項目が多い、履歴書の添付が要る、途中で保存できない。たいていそのあたりです。

直すのは制作側の仕事なので、気づいた時点で言っていただければ大丈夫です。

2. 応募した人が、どのページを見ていたか

応募につながったページと、見られていないページを分けます。

求職者の方は、一度見て終わりではありません。

株式会社OTOGIが2026年に大学生429名へ行った調査では、興味を持ってから選考が終わるまでに、採用サイトなどへ2回以上アクセスする方が71.8%でした。

出典:株式会社OTOGI「新卒採用における『求職者の情報収集行動』に関するレポート(2026年版)」(2026年)

見られていないページを足すより、見られているページを厚くするほうが早いと考えております。

社員紹介が読まれているなら本数を増やす、数字のページが飛ばされているなら位置を変える、という判断です。

ここで「全ページを均等に良くする」としてしまうと、手が足りなくなります。

3. 面接で「サイトを見ました」と言われるか

これだけは数字になりません。それでも見ています。

応募者の方が面接でサイトの話をするかどうかは、読まれたかどうかの直接の証拠になります。どのページの話が出たかまで聞けると、2番の裏付けにもなります。

採用担当の方に、面接のメモに1行足してもらうだけで取れます。集計しなくても、何件か続けば傾向が見えます。

弊社では、公開して終わりにしない前提でご提案しております(株式会社Delight様の事例)。

測らないと決めているもの

全部を数字にしようとすると、続きません。

測る測らない
フォームを送信まで終えた割合ページごとの滞在時間
応募した人が見たページ直帰率
面接でサイトの話が出たかPV数そのもの

PV数は、増えても減っても理由が分かりません。採用サイトは季節で大きく動くので、前月と比べても意味が取りにくくなります。

滞在時間も、熟読しているのか迷っているのか区別がつきません。判断に使えない数字は、見ないほうが早いと考えております。

更新が止まる理由は「採用サイトはなぜ失敗するのか。止まったサイトに共通する3つのこと」で扱っています。

まとめ

採用サイトの効果測定は、応募数を分解するところから始まります。

数を増やす前に、すでに来ている人がどこで止まっているかを見るほうが早い場面が多くあります。

サイトの役割そのものは「採用サイトの役割とは。応募の受け皿で終わらせないために」で扱っています。

よくいただくご質問

Q. 採用サイトの効果測定は、何のツールを使えばいいですか

A. アクセス解析と、応募フォームの計測が取れれば十分です。多くの場合、すでに入っているもので足ります。新しく導入する前に、いま取れている数字のうち何を見ていないかを確認するほうが早いと考えております。

Q. 応募数が増えたのに、採用できていません。どこを見ればいいですか

A. 応募された方が、どのページを見てから応募したかを確認してみてください。求人媒体から直接フォームに来ている場合、サイトの言葉を読まずに応募していることがあります。その状態だと、数は増えても合う方は増えません。

Q. 効果測定の結果を見て、サイトの改修までお願いできますか

A. 承っております。数字を見て直すところまでが弊社の範囲です。ただし、選考の進め方や面接の設計は範囲外のため、そちらが主な課題の場合はHR系の会社様との併走をご提案しております。


本記事のように「応募数しか見ていないので、良くなったのか分からない」「サイトのどこを直せばいいか決まらない」とお考えの方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。

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